
やっとソフト99の剥離が終わり、こんどはロックペイント製プラサフグレー(缶スプレー)を塗装した。同じように庭に新聞紙を敷いて、その上で吹いた。少し風が強かったけれど、1缶で7両が何とか塗れた。僅かに青みがかっていて、1970年代に使ったものとよく似ている(右写真のもの。振るとチャプチャプ音がする。シンナーと固形分が完全に分離しているようだ)。
サンドペーパーでペーパー面が荒れたため、ところどころに毛羽立ちが出ている。パテ不足箇所の修正と共に、あと2回は吹付と研ぎを繰り返す必要がありそう。

ソフト99製プラサフ(プライマーサフェーサー)のことを書き留めておきたい。
酷かったのは1回塗りの面で、マスキングテープを貼って剥がすと塗膜が付いてきた。少し透けている場合は滅茶苦茶に剥がれた。上塗りをしても駄目だった。剥がれ方は、マダラにベリベリという感じで、ペロッというニュアンスではない。プラサフの上に水性パテ(コニシ ウッドパテ)を盛ったところでは、柔軟性のあるパテ層を爪で引っかくと、プラサフの塗膜がパテと共に剥がれ、紙面の鉛筆によるケガキ線がそのまま出てきた。
2、3回塗り重ねた面では、マスキングテープでは大丈夫なものがあった。ただし、荷造りテープでは剥がれた。ポツポツという感じ。一方、ロックペイント製では、どちらのテープでも剥がれることは無かった。
塗り重ねた場合で、マスキングテープで剥がれたのは、どうも重ねる間に時間を置いたからのような気がする。ポツポツだったけれど、塗装としては致命的。
メーカーの相談室に電話すると、「紙には食い付きません。非鉄金属も無理。あくまで鉄用」との返事。厚塗りしたらどうかと問うと、「データが無い」という応え。
造形村から発売されているものがソフト99製なのだけれど、尋ねるのを失念した。
東京二子玉川の いさみやロコワークスで「ペーパー用」を販売していたのを思い出して聞いてみた。「従来から売っている瓶詰をスプレー缶に詰めたもの。税別980円」とのこと。
とれいん誌2010年10月号「特集 塗装で損しない!!怒涛の最新技法&用具の数々」の中のp22-23に、サフェーサーとプライマーの製品紹介がある。ただし、ソフト99とロックペイントは出ていない。
ロックペイント製は、近所のホームセンター4軒とオートバックスでは不扱いだったので、ネット通販で求めた。6本で税・送料込4,094円。「用途:鉄部、木部(床を除く)の下塗り用」となっている。
【追記】とれいん誌2015年1月号の中川勲氏、阪急920系の記事p92に「ソフト99の"プラサフ"」を使ったとの記述があった。ありゃりゃ。同氏は意識して使い分けているわけではないということか。まあ阪急は塗り分けが屋根だけだから問題無かったとも考えられる。2015-05-16
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posted by ワークスK at 19:11|
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京阪2400系7連1/45
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